高校留学について
高校生の正規留学には、交換留学と私費留学の2タイプがあります。高校生交換留学は、ホームステイと現地校での学校生活を通した異文化理解体験を主たる目的とした民間大使としての留学です。それに対し、留学生個人の希望や目標に合わせて、留学先の国・留学期間・入学時期・滞在形態が選択できる留学制度が高校生私費留学です。
高校留学を成功させるには
高校留学を成功させるには、ハッキリとした留学の目的や最後まで物事をやり遂げる強い意志、そして努力が必要です。
留学の目的・目標を明確に
留学は短期研修や観光旅行とは異なり、長いものでは1学年間以上にも及びます。留学中は楽しいことばかりではなく、辛いこと、苦しいことも多くあります。壁に直面した時に意志がブレることのないように、「なぜ留学するのか?」という明確な目的や目標を持つことが大切です。
留学生としての適性
英語力やコミュニケーション能力、心身の健康状態も大切ですが、留学生の適性としては次のことが大切になってきます。自分と考え方や価値観が違う人を受け入れられますか? 今までと異なる生活環境、習慣に順応できますか? 保護者から自立していますか? 自問自答してみてください。
帰国後の進路選択を在籍校に事前に確認
留学中の単位認定には在籍している学校の許可と理解、協力が必要です。留年する必要があるか、単位認定を受け進級できるかは、学校によって異なり、最終的には学校長の判断により決定されます。事前に学校の規定や手続きをしっかり確認してください。
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保護者の理解と支援が不可欠
高校留学には、単に留学費用の負担だけではなく、あらゆる面で保護者の皆様のバックアップが欠かせません。そのためには、保護者の皆様にも留学先の文化や価値観を受け入れていただき、留学の趣旨や内容を充分に理解していただくこともとても大切です。
交換留学と私費留学の違い
高校生交換留学 | 高校生私費留学 | |
---|---|---|
主旨 | 異文化理解の促進を主な目的とした民間大使としての留学 | 個人の希望や目的に合わせて選択する留学 |
プログラム形態 | 現地受入団体によって定められた交換留学プログラムに参加 | 個人の希望に応じて内容を決定し、ご提案 |
参加条件・選考 | 出願条件を満たし、書類選考、英語力診断テスト、保護者同伴面接を通過することで合格 | 一次、二次選考の結果や個人の状況/希望に応じて留学先の学校をご提案 最終的な合否は受入校によって判断 |
派遣先国 | アメリカ | アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスの中から希望の国を選択可能 |
派遣先地域・学校 | 現地受入団体によって決定されるため、州や都市、学校などの指定は不可 都市部よりも田舎地域での滞在が多いのも特徴 |
個人の希望や選考結果などを考慮してご提案 |
期間 | 現地の1学年間(約10ヶ月) ※延長は不可 |
多様な留学期間(1学期から卒業まで) |
出発時期 | 夏(7~8月)出発 (指定された日に出発、帰国) |
冬、夏の出発に加え、留学先によっては春出発などの調整が可能 |
授業寮・滞在費 | ホストスクールの授業料、滞在先の費用は原則免除
(ボランティアによる受け入れ) ※一部の団体ではホストスクール及びホストファミリーへの寄付金などを納入しています。 |
ホストスクールの学費、滞在費は全額自己負担 |
滞在形式 | ホームステイ(ボランティアファミリー) | ホームステイまたは寮滞在 |